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私が本格的にクレマチスに凝りだしたのは、平成10年頃からです。
かつてガーデニングブームの全盛期、私はペレニアル(宿根草)中心のイングリッシュガーデンに凝っておりました。
実際にイングリッシュガーデンの本場イギリスにも行きまして、色々な庭園を見てまいりましたが、草花の背丈の配列、花色の配色,葉茎を含めた草姿のフォルム、テクスチャーの
組み合わせ、どれをとっても庭にかける情熱と歴史の長さ、伝統の重さを感じざるを得ませんでした。
色々な庭園を見て回るなかでどうしても見ておきたいことがありました。
それは庭に立体感を出す為のツル性植物がどのように使われているかということです。
ツル性植物の何と言っても代表的なものは、クライミングローズ(ツル性バラ)だと思いました。
レンガの壁面にワイヤーを張って壁面を覆うように絡ませたり、アーチやフェンスやパーゴラに絡ませたり、あるいは大きな大木の幹に絡ませているものもありました。
いずれも他の宿根草群等とは独立して植えてありました。
木立製のバラはどうかと言うと宿根草の花壇の中には殆ど見られませんでした。
それらのバラはローズガーデンとしてバラだけをかためて植栽しているようです。
それに比べてクレマチスの使われ方はどうかというと、勿論バラと同様、壁面やアーチ、フェンスにも絡ませていましたが、宿根草の花壇の中に円錐型のトレリスやポールを建てて絡ませたりしたり、木立性のクレマチスを宿根草感覚でそのまま宿根草群の中に植えてあったりして、けっこうペレニアルガーデン(宿根草花壇)との相性が良いと感じました。
又、低潅木に絡ませてあるものもあり、花木の開花期とクレマチスの開花期が重なったときは、まさに圧巻です。
バラとクレマチスを比べた場合、嵩の問題(茎の太さ、ツルの長さ、冬場の状態)やバラにはトゲがあると言うこともあって、花壇内での他の植物との混植や低潅木に絡ませたりするには、バラは作業性が悪く不向きだと思います。
実際、仕事でお客様のお庭の管理をすることがありますが、バラの株元近くやバラとバラの間に宿根草や一年草が所狭しと植わっており、その状態で一年草の植替え、宿根草の株分け、草抜き、施肥、剪定等の作業をする場合、バラのトゲに服を引っかけたり、手を傷だらけにしたり(直接植物や土の感触を確かめる為に手袋をしないで作業する場合がある)、作業性の効率の悪さを感じることがあります。
バラとクレマチスの人気度を比較してみた場合、華やかさ、種類や花の色の豊富さから見ても、バラはツル性植物の女王と言えるでしょう。
生産量、消費量からみてもバラの方が圧倒的に多くメジャーな植物です。
特に花の色で原色に近い赤系統の色の豊富さはバラに勝るものは無いと思います。
しかし、クレマチスにはバラには少ない青紫系の品種が多く。
バラ程主張していない控えめさに私はかえって魅かれたのかもしれません。
特に最近は花木(低、潅木)に絡ませて同時期に2種類の花色を楽しむコラボレーションに凝っています。
それぞれの植物の開花期を把握したうえで植栽することがポイントですが,気候の変化によっては開花時期がずれる事もあって、難しいところです。
クレマチスをバラに劣らず、メジャーな植物に引き上げるべく、私自身アピールし、発信していきたいと、思っています。


植付のポイント(地植えの場合
 クレマチスの根は直根性のものが多く、移植を嫌います。
 植える場所を良く考えてから植えましょう。
 基本的には日当たりの良い場所が良いのですが、夏場、株元に強い日差しが当たり、地温が上がると枯れる場合が ありますので、ツルが伸びてきてから、株周りに草花を植えてやるのも一つの方法でしょう。
 又、立ち枯れ病の予防の為,節が1〜2節くらい埋まるように,深植えします。
 株は出来れば少々価格が高くても、5号か6号以上の鉢物をお勧め致します。
 その時期になりますとホームセンターや花屋さんに3号のポット苗が出回りますが、植付けとその後の管理をよほど  上手にしないと、いつの間にか消滅してしまう事が多く、又成長しても、開花までには、年数を要します。
 植穴は直径40cm、深さ40cmくらい掘り、良質の用土と入替えて下さい。
 岩板質や粘土層の場所では根が伸びず水分不足や根腐れで枯れることがあります。
 私の場合、ホームセンターで微量要素や根腐れ防止剤等を含んだ園芸の土(価格のあまり安い商品は避けたほう  が良い)を購入し、バーク堆肥、パーライト、ピートモス、苦土石灰等の土壌改良材で調整した、ふかふかの軟らかい 用土を客土として使用いたします。
 土壌の硬度が高いと、クレマチスは根が伸びず大株に育ちません。
 元肥はバラの場合と同様、直接根に触れない場所にたっぷりと施してください。


剪定のポイント
 クレマチスは、年に一度しか花が咲かない品種もあれば、花後の剪定により年に3〜4回
 花が咲く品種もあります。
 剪定のテクニックを覚えれば、今まで以上に楽しみも増え,益々興味も湧いてくる事と
 思われます。
 ところが、実際問題、この剪定の仕方が分からなくて、頭を抱えている人が多いのではないでしょうか。
 芽出し時の剪定(2月〜3月)、花後の剪定が品種によってそれぞれ違う事です。(弱剪定、中剪定、強剪定)
 ツル1本切るにも怖くて切れないという方もおられるのではないでしょうか。
 そこで、できるだけ簡単な剪定方法をお教えいたします。

 
☆芽出し時の剪定
  @常緑のアーマンディー系、モンタナ系、大輪八重咲き系、大輪早咲き系
    古枝に花芽を持っているので、込み合っている枝や枯れている枝を剪定するだけで良い。(弱剪定)

  A大輪フロリダ系
    古枝の途中から新芽が出てくるので、芽の出てこない部分の枝を剪定してください。
  (中剪定)

  Bヴィチセラ系、フラミュラ系、大輪遅咲き系(ジャックマニー系)
    古枝の1〜3節芽から新芽が出てきたら、それ以外の枝を剪定する。(強剪定)

  Cテキセンシス系、ヴィオルナ系、インテグリフォリア系
    地面からツクシのように、新芽が出てきたら、地際より古枝を全て剪定除去して下さい。(強剪定)
以上の説明から申し上げますと、まず、植付をするクレマチスの品種が何系になるのかを把握しなければなりません。
ホームセンターや花屋さんでクレマチスを購入した場合、ラベルに何系であるかの表示もしておりませんし、詳しい説明の出来るスタッフのいる販売店も少ないと思います。
ではどうしたら良いのでしょう。 昨年植えた株のどの部分から新芽が出てくるか、確認してから剪定することです。
4月初旬頃には、判明いたします。
例えば、古枝の全体の節から新芽が出ている場合は弱剪定系と考え、枝の数が多い場合の間引き剪定ぐらいにとどめておきましょう。
古枝の中間部〜下部にかけての節から強い新芽が数芽出ている場合は、中剪定系又は、強剪定系と考え,芽の出ていない上部をカットしてください。
古枝からは新芽が出てこないが、地面よりツクシのように直接新芽が出てくる場合も強剪定系と考え、新芽を傷つけないように、気をつけながら古枝を全て、地際で
カットしてください。
古枝からも地面からも新芽が出てこない場合は、枯死の可能性があります。
しかし、例外的に翌年、新芽が出てくることがありますので、古枝を2〜3節残してもう1年、様子を見てください。

 
☆花後の剪定
  花後の剪定につきましても、系統によって、剪定の仕方が違います。
  それぞれ説明していると頭が混乱してしまいますので、少し荒っぽい説明の仕方です
  が、基本的には、バラと同様、花後それぞれの花柄をカットして下さい。
  それから、枝(ツル)の剪定ですが、新しく伸びた枝の半分をカットするようにして
  下さい。
  
その他の管理
 
☆水やり
  クレマチスは水分を欲する植物ですので,乾燥を嫌います。
  普段の水やりはもちろんのこと、得に夏場の水切れに注意いたしましょう。
  夏場の水やりは、直接ツルにはかけず、地温の上がらない,早朝か夕方に,株元に、たっ
  ぷりやって下さい。

 
☆施肥
  クレマチスは肥料を良く欲する植物です。
  得に、新芽が出る前の寒肥、花後のお礼肥はしっかっりと施してください。
  寒肥は有機質系肥料、春以降の追肥、お礼肥は緩行性の化成肥料が良いと思います。
  株元の地面にばらまくのではなく、株の周りに何箇所か穴を掘って施してください、

 
☆病害虫対策
  @冬場の石灰硫黄合剤散布
   シーズン中の病害虫の発生をかなり抑える効果があります。
   ただし強いアルカリ性薬剤で硫黄分を含んでいますので肌に直接、薬剤がかからないように注意して下さい。又、臭いもきつく、衣服や建物の壁やフェンス、門扉等に付着した場合、シミとなって、取れなくなりますので、散布時は風の無い日を選び、最善の注意をはらって、行って下さい。
   散布は冬場,7〜10倍液を、1ヶ月位間隔をあけて、2回程度行えば充分です。

  A育成期の薬剤散布
   育成期はアグラミシ、ヨトウムシ、ハマキムシシャクトリムシ等の害虫の発生や
   ウドンコ病、葉枯れ病、立ち枯れ病等の発生が多くなります。
   殺虫剤としては、オルトラン、スミチオン等、殺菌剤としてはベンレート、ダイセン、ダコニール、トップジン等を定期的散布してやるのが良いでしょう。
   又、病害虫に抵抗力をつけさせない為には,同じ薬剤を連続して使用しないほうが良いと思います。

 
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